バングラデシュの治安情勢【2015年10月5日時点】

 すでに報道されている通り、バングラデシュで邦人男性が殺害される事件がありました。今回のブログでは、最近のバングラデシュの治安についてお伝えいたします。

 

<最近の出来事>

9月28日:ダッカ市内グルシャン地区においてイタリア人男性が拳銃で殺害される。ISが犯行声明を発出。

10月3日:バングラデシュ北西部のロングプール県において、邦人男性が拳銃で殺害される。ISが犯行声明を発出。

10月4日:外務省がバングラデシュについての海外安全情報(危険情報)を発出し、レベル1からレベル2に引き上げ。

 

バングラデシュ警察は上記2件の事件に関与したとして、すでに数名の身柄を拘束して取り調べを行っているそうです。今回の2件の事件に関するISの声明について、ハシナ首相は「ISの関与を裏付ける証拠はない」として、イスラム国の犯行を否定しています。

 

<治安状況>

10月4日、外務省は海外安全情報を発出し、これまでの安全情報をレベル1の「十分注意してください。」から、レベル2の「不要不急の渡航は止めてください。」に引き上げました。外務省HPによると、安全情報レベル2とは、「当該国(地域)への渡航に関し、渡航の是非を含めた検討を真剣に行って頂き、渡航される場合には、十分な安全措置を講じて頂くことをおすすめするもの」としています。

 

<各社の対応>

9月28日以降も、自転車タクシーや徒歩での移動、夜間の外出を避け、通常通り業務を行っておられる企業がほとんどだったようです。また、28日以降にも私の知る限りでも、日本人出張者の方が数名入国されています。ですが、3日の事件や4日の安全情報引き上げにより、各社の対応も今後変わってくると思われます。また治安については定期的に情報を掲載していきたいと思います。

 

Tokyo Consulting Firm Limited

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(以上)

 

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