イスラム教徒の五行の中にはメッカへの巡礼（ハッジ）が含まれており、サウジアラビアのメッカへ巡礼することがイスラム信者の行うべきものとして定められています。
またメッカへの巡礼の次に大きなイスラムの世界的行事、ビッショ・イステマという集会があり、、日本ではあまり知られていませんが、それが毎年バングラデシュ、ダッカ郊外のトンギで行われています。
バングラデシュ人はもちろんですが、世界中の100もの国からこのイスラムの世界的行事のために集まってきます。2017年は、第一ステージ13日～15日、第二次ステージ20日～22日のスケジュールで行われました。
第一・第二ステージと分けられるようになったのは2012年からのことで、多くの人が世界中から集まるために宿泊場所が不足するとの理由からだということです。
このビッショ・イステマ期間中は交通渋滞がひどく、トンギ近辺では車の通行すらできなくなります。
実はバングラデシュは、イスラム教が非常に盛んな国で、バングラデシュ人口、約1億6千万の内、およそ9割がイスラム教の同国は、世界的に見てもイスラム人口がトップクラスです。穏健で、宗教心が強く、昼食時にもお祈りの時間を設け、オフィスの片隅でお祈りをしている光景もよく見られます。大量の労働力を抱える工場では、小さなモスクを敷地内に設置している例もあります。
ビジネスを行う上で、このような宗教的な文化・風習を知っておく必要があるでしょう。
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