バングラデシュには、商業用住所(Commercial Address)と住居用住所(Residential Address)の2種類の住所が存在します。通常、会社を登記する際や移転の際には商業用住所が必要となります。
営業許可証を取得する際には住居用ではなく、商業用住所でないと許可が下りません。
駐在員事務所のステイタスの場合は営業許可証が必要ないため、住居用住所で登記ができてしまうケースもあります。住居用住所でビジネスを行っていてもすぐに問題になる可能性は高くはありませんが、政府が住居用住所でビジネスを行っている企業の抜き打ち調査を行っており住居用住所でビジネスを行う企業への規制は強くなっています。
商業用住所であるかどうかの見分け方は、オーナーが都市開発庁(RAJUK)からの許認可証を持っているかで判断ができます。
オフィスを借りる際にビルのオーナーにそのビルが商業用住所かを確認すると大抵の場合は商業用住所だと答えますが、許認可証がない場合は住居用住所ということになります。
バングラデシュで登記する際に住居用住所を借りて登記しているケースが多く確認されており、オフィス用の住所を借りる際には商業用住所であるかどうかを十分に確認することをお勧めします。
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齋藤かおり
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