バングラデシュのエネルギーの供給について

 

バングラデシュでは停電が頻繁に発生する等、慢性的な電力不足が問題となっています。しかし、その問題の解決が期待されています。

 

バングラデシュでは総発電容量18,353メガワット(2018年現在)の約60%を天然ガス発電で賄っていますが、電力供給が追い付いていないのが現状です。
バングラデシュ政府は電力不足を改善するために「ビジョン2021」政策の一環として天然ガスの輸入を促進しています。政府は2021年までに総発電容量を24,000メガワットに、電力供給率を100%にすることを目標としています。

 

そこで、バングラデシュ初の陸上型液化天然ガス(LNG)輸入ターミナルの建設が予定されています。現状の輸入ターミナルの許容量が年間500万トンに対し、新たな輸入ターミナルが完成すれば年間750万トンの許容量になると予想されており、約1,370万世帯が1年間で使用する電力量に当たるエネルギーを許容量に匹敵します。そのため、陸上型液化天然ガス輸入ターミナルに期待が集まっています。(稼働は2023年予定。)
天然ガスの輸入許容量の増加によって、慢性的な電力不足の問題が緩和され、将来的に安定した電力供給が期待できそうです。

 

 

Tokyo Consulting Firm Limited
濵田健生

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