国別にみるベトナムの輸入傾向

皆さま、こんにちは。
東京コンサルティングファーム・ハノイ拠点の石川愛美です。

 

今回は、ベトナムはどのような国と貿易関係にあるのか、主要国別に輸入状況を見ていきます。

ベトナムの主要輸入国の金額及び比率は以下の通りです。

トップは中国で655億1,617万ドル (前年比11.8%増)、
次いで2位が韓国で475億8,222万ドル(1.3% 増)、
3位が日本で190億4,086万ドル(12.2%増)となりました。

以上から、中国と韓国が輸入における約半数を占めていることが分かります。

 

しかし、前年比では韓国の輸入率の伸びは他国ほど増加せず、2018年度において、輸出が伸びた一方で輸入による影響もあり赤字貿易国となりました。

2019年に入り上半期の中国の新規投資額が国別1位であるという報道もあり、
中国の地場企業が国内の人件費高騰や米中貿易摩擦を理由として、ベトナムに生産拠点を移すあるいは増設するという動きがあるということです。

韓国や中国のみに限らず、日本からの投資も3年連続増加し、2018年度は643件(83億4,305万ドル)と過去最高の投資件数となっています。

 

これらのことから、ベトナムの近隣国である中国、韓国そして日本からの輸入や投資は増加し続けているということが分かります。

今後も経済状況、財政状況により動きが変わるため、引き続き輸入傾向、投資傾向を見ていきたいと思います。

 

何かご不明な点、ご質問等ございましたらお気軽にお問い合わせください。
よろしくお願いいたします。

 

東京コンサルティングファーム ハノイ拠点
石川愛美

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