
皆さん、こんにちは!
東京コンサルティンググループベトナム拠点の清水信太です!
いつもブログをお読みいただきありがとうございます。
さて、今回は「ベトナムのビザ・ワークパーミット」についてお話していこうと思います。
2026年現在、ベトナムに駐在・赴任する外国人に関する ビザ、ワークパーミット(WP)、一時滞在許可証(TRC) の実務運用に変化が見られます。特に、これまで実務上行われていた DNビザで入国し、WP取得後にTRCを申請する流れについては、現在、運用が厳格化されており、注意が必要です。
本記事では、2026年時点におけるベトナムのビザ、WP、TRCの最新動向について、駐在員・外国人労働者の赴任手続きに関わる企業向けに分かりやすく解説します。
1. ベトナムのビザに関する最新動向
・DNビザでのTRC申請の厳格化
従来、ベトナムに赴任する外国人については、まず DNビザ で入国し、その後 ワークパーミット(WP) を取得し、最終的に TRC(一時滞在許可証) を申請するという流れが実務上一般的でした。
しかし、2026年現在、TRC申請に関する運用が厳格化されており、DNビザやE-visaから直接TRCを申請することが難しくなっています。そのため、ベトナムで就労する外国人については、原則として WP取得後にLDビザと呼ばれる就労ビザを取得し、その後TRCを申請する流れを前提にスケジュールを組む必要があります。
・従来と現在の手続きの違い
従来と現在の手続きの流れは以下の様に変更しています。
-従来)DNビザ・WPを並行して取得 → TRC申請
-現在)WP取得 → LDビザ取得 → TRC申請
つまり、これまでのように DNビザで先にベトナムへ入国し、そのままTRC取得まで進めるスケジュール は取りにくくなっています。
2. LDビザ取得前にベトナムへ入国する場合
LDビザ取得前にベトナムへ入国する必要がある場合、現状では E-visaを取得して入国する方法があります。
現在、ベトナムのE-visaは最大90日間の滞在が可能です。そのため、赴任準備や現地での一時滞在を目的として、E-visaを利用するケースも考えられます。ただし、E-visaはあくまで入国・滞在のためのビザであり、そのままTRC申請につながるものではありません。
なお、APECカードを保有している場合は同様に90日間の滞在が可能ですが、こちらもTRCへの申請に使用することは不可です。
TRCを取得するためには、最終的にWP取得の後、LDビザの取得が必要となる点に注意が必要です。
また、LDビザへの切替にあたり、現状の実務では一度国外へ出てビザを貼り直す『ビザラン』が必要となるケースが一般的です。個別の状況により異なるため、事前に最新の管轄当局の判断を確認してください。
3. ベトナムのワークパーミット(WP)に関する最新動向
・WP申請手続きが簡素化
ベトナムの ワークパーミット(WP) については、2025年の制度改正により、手続きが簡素化されています。従来は、外国人労働者の使用需要に関する承認と、WP発行申請が別々のステップとして行われていました。しかし、現在はこれらの手続きが統合され、1回の申請手続きで進められるようになっています。
・WP取得にかかる期間
制度上は手続きが簡素化されていますが、実務上は、以下のような準備が必要です。
-必要書類の準備
-日本側書類の公証認証・翻訳
-ベトナム当局への提出
-当局からの追加確認対応
-WP発行
制度改正直後は承認に時間がかかるケースも見られましたが、現在は運用が徐々に安定してきており、書類に問題がなければ1〜2カ月程度で進むケースが多くなっています。
4. ベトナムのTRCに関する最新動向
TRCとは、Temporary Residence Card(一時滞在許可証) のことで、ベトナムに中長期で滞在する外国人に発行されるカードです。
ベトナムに赴任する駐在員の場合、前述の通り、WP取得後LDビザを取得し、その後TRCを申請する流れが一般的です。
・TRC申請の流れ
TRC申請は、一般的に以下の流れで進みます。
-オンライン申請
-原本書類の提出
-結果受領日の案内
-移民局でTRC結果を受領
処理期間はケースによりますが、実務上は原本提出後1週間程度で結果受領日が設定されるケースが多いです。
また、最近では、TRCの結果発行に関する通知を、登録電話番号へのSMSで受け取るよう案内されるケースもあります。そのため、TRC申請時には、登録電話番号に誤りがないか、SMS通知の有無を事前に確認しておくことを推奨します。
まとめ
2026年に入り、ベトナムのビザ・WP・TRCに関する実務運用については、法令改正だけでなく、当局運用ベースでの変更・厳格化が多く見られています。中には、明確な公表がないまま実務対応が変更されるケースもあり、最新の運用状況を踏まえて手続きを進めることが重要となっています。
特に、WP取得、LDビザ取得、TRC申請の順番やタイミングを誤ると、赴任予定者が想定通りにベトナムへ赴任できなくなるケースもあるため、スケジュール設計には十分な注意が必要です。
ベトナム赴任、ビザ、ワークパーミット(WP)、TRCに関してご不明点やご相談がございましたら、お気軽にお問い合わせください。最新の実務運用を踏まえながら、状況に応じたサポートをさせていただきます。
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