VAT措置延長と最低賃金引き上げについて

8月7日の閣議で、付加価値税(VAT)率の暫定措置の7%の2年間の据え置きが承認されました。2011年の洪水が経済に打撃を受けたことから、当面は据え置くことが妥当だと判断したようです。今回の決定で、2014年9月末まで据え置かれ、14年10月1日に従来の10%に引き上げる予定となっています。

タイのVAT率は、アジア通貨危機後の1999年から暫定措置として7%に引き下げられ、2年毎に据え置かれています。一度下げた税金を元に戻すと言っても、これだけ長く7%に慣れていると、実質引き上げに感じられ、容易に元に戻せそうにないですね。

あと、9月5日には、労働省の労働賃金委員会で、来年から最低賃金を全国一律1日300バーツへの引き上げることを決定されました。今後閣議で議論され、承認されれば正式に引き上げ決定となりますが、これに対しタイ商工会議所などは計画の延期を政府に要請しており、今後の動向が気になります。

Thailand駐在 小林 平悟

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2019-10-23

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