
■人気エリアが絶対ではない
タイでの事務所を選ぶにあたり、単に人気がある、日系企業が集まっている、ということで選定する必要はないかと思います。提携する事務所、パートナーの所在地や、主な顧客企業の場所など現実的な行動から、事務所を選定することをお勧めします。
アソークやプルンチット、チョンノンシーなど、人気の地域は家賃も高くなる傾向があります。
■市内では、BTS、MRT
そうはいっても、採用を考慮すると、BTSないしはMRTの通っている場所のほうが採用しやすいのが現実です。また、お客様やパートナーも概ねこの地域に集まっています。
バンコク市内の移動が多く、工場へも訪問がある場合は、シーロム周辺(チョンノンシーやサラデーン)は穴場もあるかと思います。また、アソークなどのお客様が多い場合、隣のナナ周辺も穴場が多いようです。工場訪問が多い場合には、バンナ周辺もBTSも通っており、よいロケーションかと思います。
■サービスオフィスの活用や出張時での視察
とにかく、実情を出来るだけ把握したうえで選定することが大切です。そのためには、出張時に出来るだけ実際のロケーションを確認し、会社を設立した後の日頃の行動範囲を周ってみる、あるいはサービスオフィスを活用し、その間に選定をする、というのも1つの選択肢です。
現実的な問題として、駐在員の自宅の場所や周囲の飲食店などもみておくことが大切ですね。
以上
東京コンサルティングファーム
長澤 直毅
nagasawa.naoki@tokyoconsultinggroup.com