
■タイは女性がよく働きます(そのような傾向にあります)
タイは、特に女性の方がよく働くように思います。
バンコク市内の事務所でも、スタッフの多くが女性であり、女性の社会進出は非常に進んでいます。
むしろ、男性はどこにいるのか・・・と思うほど、女性社会といえる状況にあります。
そんな中で、女性の晩婚化や出産時期の遅れが出てきているようです。
■妊娠時も働く?出産後すぐに職場復帰する?
タイの女性は勤勉な方が多い傾向にあり、妊娠中でも出産ギリギリまで働くことが多いようです。
タイでは法定で産前産後の90日間の休暇が認められていますが、この期間も休みを全部とらずに一部は働く方もみうけられます。
会社としては、出産後も継続して勤務してくれることは非常にありがたいことです。
女性が出産後も働くことができる背景として、家族(特に両親)が子育てを支援してくれる環境にある、ことが大きな要因のようです。
■産前産後休暇中の給与保証
タイの産前産後休暇中の給与保証としては、会社が90日間のうち45日間の給与保証をすることが定められています。
また、法定の社会保険から、一部の保険金の支給もされます。
会社によっては、上記に加えて追加の休暇を認めたり、一部追加の給与保証を与えているケースもみられます。
女性の社会進出のためには、本人たちの意思だけではなく、家族、会社など社会全体での支えがあって初めて成り立つということを日本とタイの環境の違いから感じます。
以上
東京コンサルティングファーム
長澤 直毅
nagasawa.naoki@tokyoconsultinggroup.com