
サワディーカップ!今回は、タイでのエントリーカーについてです。
インドネシアにおいても、低価格環境適応型車(LCGC:ローコスト・グリーンカー)に一部の税額控除を認めて、各社が相次いでLCGC適合車の販売を計画していますが、タイにおいてもエントリーカーをいかにバンコクと言った都市部だけではなく、農村部にまで広げていくかが自動車メーカーにとっての課題となっています。
一般的に、国民のGDPが3,000ドルを超えると自動車社会(モータリゼーション)が進行すると言われています。
タイ全体でみると、2012年にはGDPが7,868ドルとなっていますが、バンコクなどの都市部ではこのGDPの数値を大きく上回っていますが、一方で農村地域などは、まだまだモータリゼーションが訪れるまでには時間がかかるかもしれません。
しかし、農業や観光業などで生計を立てている農村地域の所得が増加すれば、モータリゼーションが一気に加速して自動車を購入することもできるようになってくるのでしょう。
こうした、始めて自動車を購入できるようになった人達にいかに自社の製品を購入してもらうかが、各社の課題になっているのでしょう。
(以上)