フィリピンQ&A フィリピンの固定資産税について

税務

こんにちは、フィリピン駐在員の大橋です。

 

今週のブログはフィリピンのQ&Aについて書かせて頂きます。

 

Q フィリピンの固定資産税について教えて下さい。

 

→フィリピンでは、地方税の一種として固定資産税(Real Property Tax 通称:RPT)があります。

土地、建物、機械・設備の所有する場合は、その所在地の州や市に対し、査定額に基づいた固定資産税を納めなければなりません。

通常の企業では、固定資産取得時に評価額を自己申告し、地方自治体税務課の査定を受けます。税率は、固定資産の査定額並びに所在地によって異なりますが、地方税法にて上限税率が定められています。

なお、PEZA輸出型製造業は、登録事業に利用されている機械設備については、使用から3年間免税となり、さらに5%税制移行後は、土地を除いて固定資産税としての納税は不要です。

 

固定資産税の計算式は以下の通りです。

RPT = Assessed Value x 2%

Assessed Value = Fair Market Value of Asset x Assessment Level

※Fair Market Value of Assetの評価は地方政府もしくは地方政府の鑑定人が行います。

固定資産の用途・金額に応じて、Assessment Levelが設定されております。

 

また、納付期限は、通常は3ヶ月毎の支払いで、3月末、6月末、9月末、12月末に

3か月分の税金を支払い、遅延するとペナルティーが課されることになりますのでご注意ください。

 

今週も、どうぞよろしくお願い致します。

以上

 

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