人事制度の導入時期

労務

 

初めまして。TCFフィリピン駐在員の榊原です。2月6日よりフィリピン支店に赴任いたしましたので、田辺、日比野同様にお見知りおきいただけますと幸いです。

 

今回のブログでは「人事制度の導入時期」についてのご質問にお答えします。

 

Q.フィリピンに駐在員事務所を開設したばかりなのですが、今の時期から人事制度は導入するべきなのでしょうか。現在は駐在員である私一人のみです。

 

A.多くの設立間もない企業様では設立当初人事制度を導入していないのが現状です。導入期では大概ビジネス立ち上げのため営業や生産に注力しており、会計や監査など法律で定められた管理部門への対応は行いますが、人事関係については採用は行うものの人事制度(教育、評価、賃金)の構築は取り掛かれていません。毎年の昇給は感覚的に行っている企業様が大半です。

 

しかし、採用は行っていくことを考えると、設立当初から採用基準や評価基準を明確にする「職務分掌」や「等級基準書」と言った人事制度のベースになる部分については作成しておく方が好ましいです。これらのベースとなる基準を定めておくことで、入社してもらう方に最初から職務や会社の方針を示すことができ、実際の業務で管理者の意向と見合った結果を出してもらうことにつながります。経営の段階を進むごとに人事制度についても順次構築・運用をしていくと良い組織を構築していけるでしょう。

 

それでは今週からよろしくお願いいたします。

 

株式会社東京コンサルティングファーム

フィリピン支社 榊原 綾

 

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