ジョブ・ディスクリプションについて

労務

 

こんにちは、フィリピン駐在員の田辺です。

 

今週のブログはジョブ・ディスクリプション(職務記述書)について書かせて頂きます。

 

Q 社員の役割を明確にし、少しでも自分たちの役割や自分が責任を広げるべき内容について知ってもらいたく、ジョブディスクリプションの導入を考えています。フィリピンでの特徴を教えて下さい。

 

→歴史の長い日本企業では年功序列の色が強いことも影響し、ジョブ・ディスクリプションも詳細に記載をしているケースは多くありません。また、1人に対してあまり多くの職務を任せるのは一般的でなく、人を多めに入れてカバーする傾向が強いため、詳細なジョブ・ディスクリプションを記載するケースは多くないと思います。ただ、部・課ごとの役割、工場ではチームレベルでの役割をまとめているケースは見られます。

 

ジョブ・ディスクリプションを作成しなければ、業務の責任の所在があいまいになり、特定の業務を誰も自分の仕事として取り組まない、もしくは敬遠するといった問題の発生が考えられます。日系企業が現地で業務管理をする場合には、日本人が現地人の業務管理をすることになりますが、言語の問題などでフレキシブルに業務管理を行うことが難しくなることが予想されます。その際に明確なジョブ・ディスクリプションを作成してあればそれを元に管理を行っていくことが可能になると思います。

 

今週も、どうぞよろしくお願い致します。

以上

 

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