フィリピンの機能通貨③

会計

東京コンサルティングファームフィリピン駐在員の日比野です。

先週に引き続き、フィリピンにおける機能通貨(Functional Currency)について記載させて頂きます。今回はまず、外貨換算によるレートの確認をしたいと思います。

 

・外貨換算と税務における留意点

 

外貨換算に使用すべき為替レートと、機能通貨変更後の外貨取引にかかる税務計算については、留意すべき点があります。

 

内国歳入庁(BIR)が正式に承認している為替レートはフィリピン中央銀行(BSP)レートです。親会社の利便性からその他のレートを使用される場合がありますが、リスクをゼロにしたい場合は、BSPレートを使用されることが望ましいでしょう。

 

 売上および経費については、デイリーレートを使用することが望ましいです。一方で、月中平均レートを使っていた場合にも、外国為替レートの変動が激しい場合を除けば、BIRの指摘を受けることは稀だと考えられます。一方、資産および負債(債権債務)については通常、月末レートを採用します。

 

経理担当の負担や経験等から、BIRの申告上正しくないレートを使っていることはしばしば見られますので、リスクを完全に排除したい場合には留意しておくと良いです。

 

それでは今週もよろしくお願いいたします。

 

株式会社東京コンサルティングファーム

フィリピン支社 日比野和樹

 

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