役割によって異なる意思決定について

税務

ミンガラーバー
ミャンマー拠点の西野由花です。

会社経営において、会社のトップなる存在の重要な仕事は意思決定であると言われています。

経営者や海外子会社の社長になれば、意思決定の連続です。
ですが、トップマネジメントを担う社長だけでなく、ミドルマネジメント、ロワーマネジメントの階層の従業員さんも各々の意思決定を行っています。

意思決定を行うプロセスは情報収集をし、複数の代替案を考え、その代替案の中から一つを選択し、結果を評価する。という流れになります。
それぞれのプロセスの中で有効な方法を考えていくことが重要ですが、その為にもそれぞれの階層でどのような意思決定が行われているかを理解することが必要です。

今回は組織階層における意思決定の種類を表したアンゾフの意思決定階層モデルを紹介します。

 

目次

トップマネジメントの意思決定

最高管理者であるトップマネジメントは主に戦略的意思決定をおこないます。
企業全体に関わる重要な問題に対し内部の経営資源をどう分配していくか、不規則で創造的な意思決定を行うのがトップマネジメントです。

例えば経営目標の設定や戦略についての意思決定を行います。

 

ミドルマネジメントの意思決定

トップマネジメントの下した決定を基に、組織をどう動かしていくかを決めるのがミドルマネジメントの意思決定です。
具体的には組織構造(権限や情報の流れなど)や経営資源の調達、運用に関して決定をしていきます。

 

ロワーマネジメントの意思決定

ロワーマネジメントは日々の業務に関していかに効率的に行うかを予算編成や業務スケジュール、資材調達について決定を行います。

 

以上が、組織階層の違いによる意思決定の種類です。

いかがでしょうか
実際には、上記とは異なる形態で意思決定を行う企業も存在しますし、特にミャンマーを含めた東南アジアではミドルマネジメントを担う人材が不足している。という現状もあります。

しかし、こういった理論を念頭に置くことでミドルマネジメントにどのような人材が必要なのかを再確認することもできます。

 

弊社ではミドルマネジメントを育成する仕組みとしての人事評価制度を採り入れた組織づくりについてもご提案しています。
ご質問やご不安などございましたら、お気軽に、下記までご連絡頂ければと思います。

最後までお読みいただきありがとうございました。


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Tokyo Consulting Firm Co., Ltd (ミャンマー)・ヤンゴン駐在員
西野由花(Nishino Yuka)

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