ミャンマー・携帯電話事情

税務

ミンガラバー!ミャンマー駐在員の杉山です。

新たな投資先として多くの日系企業がミャンマーに熱い視線を送っています。日本経済団体連合会も来年の春に使節団を派遣することを検討しているようで、日本とミャンマーの政府は投資協定を締結する交渉を進めているとのことです。また、全日本空輸は10月中旬より、成田からヤンゴンへ週3往復の直行便を運航する予定です。38席のみで全席ビジネスクラスとのことで、一般に使用されることは少なく、VIPのものと言われています。ですが、ビジネスマンがミャンマーへ一歩踏み出す機会が創出されていると言えます。

そこで、ネックになってくるものが携帯電話です。
ビジネスの上で必須の携帯電話ですが、ミャンマーでは携帯電話の環境が追いついていないのが現状です。東京のとある海外携帯電話のレンタル事業会社は、約200の国・地域の渡航者向けに携帯電話を貸出ししているのですが、ミャンマーは提供エリアに入っていないのです。しかし、この状況を打開したのが、モバイル機器レンタル事業者のテレコムスクエア。国内初となるミャンマー向け携帯レンタルサービスを開始するとのことです。

また、国内の携帯電話事業者でミャンマー向けにローミングサービスを提供しているのがソフトバンクモバイル。2011年9月に提供を開始し、当初、通信の問題があったようですが、現状としては問題なく利用できるそうです。

他の方法として、ミャンマーでプリペイド型の携帯電話をレンタルすることもあるでしょう。空港に設置されているカウンターで、パスポートを提示し(その場でスキャンしてもらいます)デポジットを支払うだけで手続き完了。しかし、残金がなくなればチャージする手間があり、不便さは残っていると言えるでしょう。
成田―ヤンゴン間の直行便で需要が高まれば、対応を進めるという姿勢を示している通信事業者もあるとのことで、今後の携帯電話事情の改善に期待したいと思います。

以上

関連記事

ミャンマー人の労働状況

新外国投資法は新外資規制法か

ページ上部へ戻る