~多様な税率と物価事情~

税務

皆さま、こんにちは。インド大好きバンガロール支店マネージャーの坂本です。

バンガロールへ赴任後間もない方たちの中には、外で食事をした際の請求額に思わず「安くない」と感じられた方も多いのではないでしょうか?

一方、街の小さなお店で買い物をする場合には、流石インドという安さを実感されるかもしれません。

 

それもそのはず、一定の基準を満たす店舗での食事や買い物には、国と地方に対してそれぞれ9%のGSTが加算されるしくみになっているからです。

 

たとえば、ショッピングモールのファーストフード店でマクドナルドのハンバーガーを食べたとしても、

若者に人気のオシャレなレストランでイタリアンに舌鼓を打ったとしても一律18%の課税を免れないのですから、

日本人の感覚からすれば、かけ離れているといっていいでしょう。

 

所得税の累進税率に加え、高額なGSTの適用は他でもない、この巨大な国の所得再分配政策の一環に他なりません。

 

つまり、持てるものから徴収し、持たざるものに恩恵をもたらそうという趣旨なのでしょうが、

選択の余地があるという意味では、我々庶民にとってもフェアといえるのではないでしょうか?

 

インドの食事は、概ね油脂と炭水化物でできていますから、自炊に徹して健康を守り、お財布にも優しい暮らしを選ぼうと思えば選べるのです。

 

日本の消費税が逆進性を持ち、選択の余地が担保されていないのに対して、インドではそれができるのですから、

読者の皆さんには賢明な選択で生活防衛をしていただきたいと思います。

 

日本以上の格差社会であるインドでは、贅沢をしようと思えばどこまでも、そして節約しようと思えば、思わぬ達成感を味わえるはずです。

 

東京コンサルティングファーム

坂本 佳代

 

 

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