インドにおける壁の材料について

こんにちは。TCFインディア・ムンバイ駐在員の長坂です。

 

最近のインドでは大きなマンションが次々と建設されており、ここムンバイはもちろんのこと、大型・中型の都市でも建設中のビルが数多くあり、これからのインドの発展をうかがい知ることができます。

 

さて、ここで少し日本における壁の材質に関するお話をさせて頂きます。日本では住宅を建設する際の壁の材料として、昭和初期まではレンガ造りが主流でした。しかし、関東大震災をきっかけにレンガ造りの耐久性が問題になり、レンガに代わる壁の材料として現在でも主流となっているALCパネル(ALC=軽量気泡コンクリート)が試行錯誤の末、誕生しました。

 

一方、日本以外の国はどのような発展を遂げたのかというと、地震の心配が少ない他国においてはレンガより軽くて形状の安定しているALCブロックという材料を利用し壁を建設するようになりました。

 

ここインドにおいても同様の発展を遂げており、2年ほど前まではほぼすべての建築物がレンガで形成されていたものの、最近建設が進んでいる建物はALCブロックを導入している建設現場が増えております。

 

一部レンガで建設されている建物も見ることができますが、今後はこのままいけばインドも他国同様にALCブロックでの建設が進んでいくと考えられます。

 

遠くから見て壁の材料に白いブロックが利用されていたらそれがALCブロックです。建設現場は外側からでも見ることができるので、皆様も気にかけていただけたら幸いです。

 

以上

 

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