皆さん、こんにちは。
デリー駐在員の武田です。
【質問】
弊社は、親会社からインド子会社に対して追加投資を検討しています。現在、親会社から設備を輸入しています。この設備を現金の代わりに投資物とし現物支給という形にしたいと考えています。この方法は可能ですか。またリスクがあれば教えて下さい。
【回答】
インドに登記されている会社において資本財、機械類などの輸入は、外国貿易総局(DGFT)から通知された外国貿易政策および同法に基づいて発行された輸入に関する規則に準拠して決定されます。
この規則に照らし合わせた場合、今回の輸入の資本財/機械/設備(中古品は不可)に対しての独立した第三者の評価が必要となります。できれば税関当局により発行された書類/証明書のコピーと製造及び輸入国において実施された第三機関の公正価値の評価証明書が必要になります。
上記、理由により法律上は可能ですが、実務的に可能であるかは、銀行に再確認する必要があります。銀行によっては、状況や方法によっては、現物の投資が認められない場合がありますので、留意下さい。
Tokyo Consulting Firm Private Limited
デリーマネージャー
武田 麻利奈(たけだ まりな)
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