商業賄賂についてQ&A

こんにちは、東京本社・呼和塔拉です。

今週から、中国の商業賄賂について、お話したいと思います。ご興味があれば、是非ご一読いただければと思います。

 

 Q1 中国では商業賄賂に対してどのような規制がありますか?

 

 A1 、2013 年7 月に発生した、イギリス大手製薬会社商業賄賂スキャンダルの後、商業賄賂という中国特有な概念が、広く世間一般に知られるようになりました。

 

中国では、多様な手法による商業賄賂で取引を成立させる「潜規則」(暗黙のルール)が長期にわたって、幅広く存在しています。この「潜規則」は中国に進出した日系企業が常に直面する難題でもあります。

 

商業賄賂が市場競争の秩序を損ない、中国政府は早くから絶えなく取締りを強化して来ました。

 

商業賄賂を規制する法律は大きく分けて二つあります。その一つは「不正競争防止法」であり、もう一つは「刑法」であります。しかし、これらの法律においては、商業賄賂という用語は使われておらず、不正競争の一形態、また収/贈賄罪追求の対象として定められています。

  

これらの法律は、原則規定であるため、その補足説明として「商業賄賂行為の禁止に関する暫定規定」と「商業賄賂刑事案件の処理における法律適用の若干問題に関する意見」等があります。

 

なお、商業賄賂のとは、事業者が、商業活動において不正な利益の獲得または提供を目的として、単位(組織)或いは個人に対して、「財物」その他の手段で、贈収賄を行う行為を指す。これは非常に広範な概念であり、国家公務員、国家機関職員、国有企業従業員、民間企業やその従業員も対象となります。

 

次回は、中国における商業賄賂の要件についてお話しします。

 

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 二、労働契約法改正によるリスク及び対応
  1、労働関連法規の概要
  2、労働関連法規改正のポイント
  3、リスク予防・対応
  4、事例分析

 三、商業賄賂法制による取り締まり強化のリスク及び対応
  1、商業賄賂に関する法規の概要
  2、商業賄賂の要件
  3、リスク予防・対応
  4、事例分析

皆様のセミナー参加を心よりお待ちしております。 


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