なぜカンボジアが注目されているのか?

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こんにちは、カンボジア駐在員の東真奈美です。

カンボジアは、これから雨期に入ろうとしていますが、今は毎日晴れており、時々雷や雨が降ります。毎日太陽の光を浴びていると、自然にいつも前向きで明るい気持ちになります。

毎日明るい太陽の光が、経済成長中のパワーと重なって、より強い熱気となり、生きるパワーをもらっています。

経済成長中のカンボジアですが、なぜ、今注目されて、日系企業の進出しているのでしょうか?

日系企業の進出は、2008年以降徐々に増加しており、製造業では、2009年に大手二輪メーカーや食品メーカーがプノンペン経済特別区(SEZ)に工場建設しています。

対カンボジアへの投資額については、2011年には、1億3千万ドルを超えており、投資額ベースで過去最高を記録しています。

カンボジア日本人商工会会員数も2012年3月現在で100社を超えています。

そもそも、日系企業がカンボジアに来るようになった理由を、日系企業のアジアへの投資の歴史からひも解いてみたいと思います。

まず、1985年のプラザ合意後の円高により輸出採算が悪化したため、生産拠点をタイやマレーシア、インドネシア、中国等へ移転する製造業の海外進出が加速化しました。

その後、BRICs(ブラジル、ロシア、インド、中国)へ注目が高まったことと、チャイナリスク(SARS、反日デモ等)の存在が出てきました。

チャイナリスクワンということで、ベトナム、インドネシア、インド等のアジア諸国への生産拠点の分散化が始まり、特にベトナムがチャイナプラスワンの大きな受け皿になりました。

中国、ベトナム、インドネシア、タイ等では、労働賃金の上昇、労働者確保が困難になり、さらに各種インセンティブの削減等により、外資系企業を取り巻く環境が変化して行きました。

チャイナブラスワンの受け皿となったベトナムも、輸出加工拠点から国内販売型拠点に変化しているため、新たにチャイナプラスワン、タイ・ベトナムプラスワンの受け皿の国の検討が始まりました。

そこで、新・新興国である、CLMB(カンボジア・ラオス・ミャンマー・バングラディッシュ)が注目され進出が加速されています。

CLMBの中でも、カンボジアが有望国として注目されている理由は、前回お伝えしたとおりです。

以上

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