■カンボジア企業経営への心得

その他

皆様こんにちは、カンボジア駐在員の澤柳です。

さて、今回は「どんな愚かだと思われる人間も時には正しい」についてお話しします。

経験を重ねる中で、いつの間にか自分の能力の欠点がわからなくなり、無意識の中に埋もれていくことがあります。人間ですので、どんな素晴らしい人でも自分の欠点を正確に把握している人は少ないのだと思います。

カンボジア人スタッフから学んだことは多くありますが、しかしカンボジア人スタッフ、それも一番新米のスタッフの方が正しいと感じた初めての経験をしました。
上に立つ者として、常に正しくあるべきであり、そうでなければならないと考えています。正しいことを正しい方法で行うことがマネジメントとしての我々のあるべき姿なのだと思います。

しかし、その正しさも時には愚かだと思える人間から学ぶことがあるのです。

私は自分の正当性を肯定しなくなる気持ちを抑え、そのカンボジア人スタッフの意見に慎重に耳を傾け、結果、自分の中で正しさの定義を修正することにしました。
スタッフの意見に謙虚であるべきだというだけの話ではありません。自分を常に否定すべきだという話でもありません。
真理として、自分が正しくないと知ることは恥ずべきことではなく、むしろそれを知らないことが恥ずべきことであるのです。
無知の知、そして無知の恥が人間の成長には必要であります。

関連記事

ページ上部へ戻る