皆さま、こんにちは。カンボジア駐在員の安藤です。
今回は、カンボジアの平均インフレ率と消費者物価指数についてお話ししたいと思います。
カンボジアのインフレ率は、過去には、ポルポ政権などの政治社会情勢が影響し、1991年に最高の191.00%を記録しました。しかし、2000年以降、2008年の石油価格の上昇による25%を除いて、1桁台を保ち、安定しています。2018年は3.25%と推定されています。
出所:INTERNATIONAL MONETARY FUND, World Economic Outlook Database, October 2018(2018年は推定値)
また、消費者物価指数は2004年に86.89を記録し、2017年には169.87となり13年間で約2倍となりました。その後も右肩上がりで上昇しています。なお、中国やベトナムなどのアジア諸国と比べると、インフレ率は比較的低く推移しています。
最低賃金の上昇もあり、消費者も増加していたり、都市部人口が集中してきていたり、外国人観光客や滞在者が増加傾向にあることが考えられます。
今後、外国人観光客も増加していくと考えられており、都市部で働くカンボジア人も増えていくので、消費者物価指数も右肩上がりの傾向が続くと思います。
今回は以上とします。
今週も読んでいただき、誠に有難うございます。
次回も皆様に有益な情報を提供できたらと思います。
どうぞ宜しくお願い致します。
株式会社東京コンサルティングファーム
カンボジア拠点
安藤 朋美
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