金融負債について

会計

皆様、こんにちは。カンボジア駐在員の公認会計士の熊谷です。今週は金融負債についてご説明させていただきたいと思います。

 

IAS32では金融負債は次のように定義されています。

 

(a)   次のいずれかの契約上の義務

・他の企業に現金または他の金融資産を支払う

・金融資産または金融負債を潜在的に不利な条件で他の企業と交換する。

(b)   発行企業自身の資本性金融商品で決済されるかまたは決済される可能性のあるデリバティブ・非デリバティブでそれぞれの条件を満たすもの。

 

金融負債の例は以下の通りです。

・買掛金

・支払手形

・借入金

・発行債券

 

認識の要件

企業が当該金融商品の契約条項の当事者となった場合、またその場合のみに金融資産もしくは金融負債を認識します。

 

認識を中止する要件

・契約書に定められた義務が果たされた場合

・契約が取り消された場合

・契約の期限が到達した場合

 

金融負債の評価方法

金融負債は以下の例外を除き、償却原価を用いて測定しなければならない。

例外

純損益を通じた公正価値で測定する金融負債

金融資産の譲渡が認識の中止に該当せず、その際に発生した金融負債

金融保証契約

市場金利未満で貸付を提供する契約

 

 

 

 

                                                                                                                                         

今週は以上です。

 

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