こんにちは、カンボジア駐在員の東真奈美です。
今回は、カンボジアへ投資するにあたって、プロジェクトに対して税制面での恩典を与えているQIPについてお伝えします。
民間の直接投資に対するプロジェクトについては、「カンボジア王国の投資に関する法律・政令」に規定されています。
税制面での恩典を受けるためには、カンボジア開発評議会(CDC)又は州・特別市投資小委員会(PIMS)に適格投資プロジェクト(QIP)の認可を受けるための申請をすることになります。CDCは、投資申請者に代わり、関連省庁から要請のある必要なライセンスを取得するワンストップサービス組織です。
QIPの認可を受ける際、非適格プロジェクトに該当しないかどうか検討する必要がありますが、ポイントは投下資本金額と業種です。
下記のような案件は、カンボジア政府がQIPとして奨励しているプロジェクトです。
・輸出加工型投資プロジェクト(製品を輸出して外貨を稼いでくれるプロジェクト)
・国内市場輸入代替型プロジェクト(今まで輸入していた製品を自国で生産するプロジェクト)
商社・金融・建設・運輸やレストランなどのサービス業は基本的には、QIPとして認可はされません。
CDCにはジャパンディスクがあり、日本からJAICA専門家が1名常駐して、QIP取得の支援を行っています。
昨年(2011年)から日系企業のQIP申請案件が増加してます。どんな企業が申請しているのかなどお気軽にお問い合わせください。
以上