オペレーティング・リース取引について

その他

皆様、こんにちは。カンボジア駐在員の公認会計士の熊谷です。今週はオペレーティング・リース取引についてご説明させていただきたいと思います。

 

オペレーティング・リース取引は、賃貸借取引となりますので、リース資産の貸借対照表計上はリース貸手側になります。それで貸手は、毎期リース料を収益計上していくことになります。一方で借手は毎期リース料を費用計上することになります。

 

 

例題27

株式会社大陸建設は、建設用機械を1台リースした。支払日は4月1日であり、1年分を前払いする。1年のリース料は8,000$であった。年間において必要な仕訳を明示せよ。

 

<支払日>

Dr    支払リース料     8,000       Cr    当座預金        8,000

    lease expenses                           current deposit

 

<期末日>

Dr    前払リース料    2,000        Cr    支払リース料       2,000

        prepaid lease expenses                    lease expenses 

 

 

 

リース料に関しても、期間がまだすべて経過しておらず、支払だけを行った月に関して(例題であれば翌年1月、2月、3月)前払リース料として資産計上を行い、その分の費用を控除することにより、費消した分のみの費用が損益計算書上に計上されるように配慮します。

 

 

今週は以上です。

 

 

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