ブラジルの税目種類に関して

税務

こんにちは。

東京コンサルティングファームブラジルの濱咲克心です。

今週はブラジルの税目種類に関して記載します。

 

■ 税目の種類

ブラジルにおける税金の種類は、大きく「連邦税」と「地方税」に区分されます。

ブラジルでは税法のみならずその他の法令も、可決された年度や可決された累積の法令番号をベースに正式名が決定します。

つまり、法令の内容によってではなく、可決された順番によって法令番号が決定されるので、法律の検索や抽出には法令番号が重要となります。

 

 

■ 連邦税と地方税

[連邦税]

所得税(IRPJ)、工業製品税(IPI)などの付加価値税、輸入税(II)、金融税(IOF)、などがこれに該当します。

 

[地方税(州税と市税)]

地方税は、州税と市税の2つに区分されます。

州レベルでの付加価値税で代表的なものに、商品流通サービス税(ICMS)があります。

また、市税のレベルでもサービス税(ISS)などのサービスの役務提供のみに課される付加価値税があります。

 

地方州税・市税の概要や適用方法は、地方州税・市税に関する法律により定められており、州や地方行政により決定されます。

申告に使用するシステムも異なるため、拠点を設置する州や地方政府の税務当局に確認する必要があります。

 

 

以上

 濱咲克心

 

関連記事

ページ上部へ戻る