食品市「SIAL BRAZIL2013」について

こんにちは。 東京コンサルティングファーム ブラジル駐在員の金内です。
今週はブラジル投資環境について記載いたします。

現在ブラジルでは南米最大の食品市「SIAL BRAZIL2013」が開催されています。6月25日から28日の4日間にわたって開催され、取り扱いの品目が食料品・飲料全般と幅広いのが特徴的です。また、併設にて「Fispal Food Service2013」(主な取扱品目は食品サービス製品など)も開催されているため、65,000人の来場が見込まれています。

SIAL BRAZIL

ブラジルは1.9億人超の人口を有し、また、150万人を超える世界最大の日系人社会を抱える市場として、日系食品・飲食メーカー、飲食業全般にとって常に関心が高い国と言えます。世界各国で日本食のブームは広がっていますが、コメを食べる文化があり、食品も豊富にあるブラジルは、日本食にとってとても都合の良い市場と言えます。
寿司などの日本料理も当然人気がありますが、日本の食品も大変人気があります。日本人街(現東洋人街)には多くのブラジル人が日本の食品を求めて訪れ、カレーのレトルトなどの加工食品や、醤油・味噌などの日本からの調味料、酒などを購入していきます。また、麺類も人気があり、サンパウロ近郊のスーパーや、地下鉄の改札付近に日清カップヌードルのブースが常設されており、その場で食べられる出店形式のため、通勤時間などに食事を行っている風景を目にします。日本の大手食品チェーン店「すき家」も現在9店舗展開しており、手軽に楽しめる日本食として日系問わず若者を中心に人気がある様です。
今後個人消費者をターゲットとした、特に食品業界・食品に関連した業界の企業の進出が増える可能性がとても高く、その市場調査の兼ね合いからも、今回の「SIAL BRAZIL2013」はとても関心が高い重要な展示会となっています。サンパウロで開催され、かなりの大規模で運営されていることから、食品関連企業の調査以外でも、展示会を楽しむ目的で足を運ばれるのも良いかもしれません。

以上

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