こんにちは、フィリピン駐在員の大橋です。
今週のブログは、前回に続き、永続する企業を作り方についてお伝えします。
前回では、お金の管理、つまりBSは社長の責任。利益を作るPLは社員の責任。ということをお伝えしました。
次に利益を作るための予算を立てる際のポイントを考えていきます。
1つ目は、「BSから企画する」です。
BSから企画するというのは、企業が存続するには、多くのキャッシュを留保することが重要です。
ですが、通常は予算を売上から立てるケースが多くあります。
例えば、前年対比10%アップといった、売上を上げることにフォーカスして予算を決めるといったケースです。
あえて言えば、企業にとって重要なのは、売上ではなく、毎月しっかりと利益を出すことです。
利益は、社員を守るためのコストだからです。
また、たとえ売上目標を達成したとしても、思ったより利益が出なかったというのは往々にしてあります。
そのようなドンブリ経営では、会社を存続させて、社員を守っていくことはできません。
そこで予算を作る際には、BSアプローチをとります。
まずは、未来のBSを企画します。1年後・3年後・5年後どのようなBSを作りたいのか。
そして、今期どれだけの内部留保・設備投資・借入金の返済に回していきたいのかという目標を決めます。
今期の内部留保・設備投資・返済の総額が決まると、そこに税率を割り返すことで会社として達成すべき利益額が算出されます。
次に重要なのは、根拠のある目標数字を立てるということです。
利益は社員が作るものですが、根拠がない数字を見ても、社員は動きません。
売上の増加や費用の見直しは、社員一丸となって進めていく必要があります。
次回は、根拠のある予算を作る為にはどうしたら良いのか。ということをお伝えしたいと思います。
今週も、どうぞよろしくお願い致します。
以上