個人所得税における所得控除について

税務

こんにちは。

東京コンサルティングファームブラジルの濱咲克心です。

今週は個人所得税における所得控除について記載します。

 

個人所得税を計算するにあたり、課税対象となる所得から、一定の所得控除額を控除することができます。確定申告の方法には簡易申告と完全申告の2つの方法があり、それぞれ所得控除額が異なります。

 

簡易申告の場合、課税対象所得の一律20%の基礎所得控除が適用されます。ただし、上限額の設定があり、2017年度は R$16,754.34となります。簡易申告の場合は、所得控除を証明するための証憑類は不要となります。

 

一方、完全申告の場合は以下の金額を所得控除することができます。

 

・連邦、州、市に支払う保険料:原則全額

・企業年金:課税所得の12%まで控除可能

・配偶者・扶養控除(1人当たり):2,275.08

・教育費(1人当たり):3,561.50

・医療費(保険料から支払われた額を除く):原則全額

・弁護士費用(裁判費用):原則全額

 

 

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