いつもお世話になっております。バングラデシュの渡邊です。
バングラデシュにてモノを輸入する際、輸入権が必要になります。この輸入権ですが、近年取得する際に追加書類が多く求められ、取得に時間がかかっているケースが散見されます。
例えば、従業員リストの提示、公証された委任状（Power of Attorney）の提出等が挙げられます。また、会社登記書類や銀行書類も精査され、商業住所で営業活動が行われているか、登記住所は全て同一のものか等の詳細についても調査されます。
近年までは、必要リストに記載のある書類のみで容易にライセンスの取得ができましたが、政府機関のシステム化が進み、登記情報の過年度分の更新がなければ、ライセンスの取得や更新が滞るケースも出てきています。縦割り行政で、各省庁の連携の弱さが挙げられていましたが、今後システムの導入が進み、会社コンプライアンスが厳しく管理されていくようになっていきそうです。
今一度会社の年次でコンプライアンスの要点をおさえ、全ての業務が滞りなく進められるよう整備していく必要がありそうです。
株式会社東京コンサルティングファーム バングラデシュ拠点
渡邊 忠興
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