税金の納付書(DARF)の見方|ブラジル進出ブログ

 

こんにちは。
東京コンサルティングファーム・ブラジルの田村彩紀です。
今週は、税金の納付書(DARF)の見方について記載をいたします。

 

質問)
ブラジルに来てまだ間もないのですが、やはり聞いていた通り、税金関連が複雑だなという印象を持っております。税金を納税する際はDARFというものを用いると聞きました。どのようなものかご説明いただけますでしょうか。

 

回答)
ご認識の通り、各種税金を支払う際は、DARFという納付書を発行いたします。
DARFとは、Documento de Arrecadação de Receitas Federaisの略となります。税金の種類によって書式が異なりますが、今回は下記の書式を用いて、どのような項目が記載されているのか、ご説明をさせて頂きます。

まず初めに、DARFはシステムを通じて発行し、下記のような形式のものが2枚1組となっております。支払いそのものは、ネットバンキング、または、銀行の窓口で行うことが可能となります。

 

どのような項目がきさいされているかについて、まず、下記をご確認くださいませ。
添付の画像にも記載されているポルトガル語、ならびに日本語での説明を加えております。

 

01: NOME / TELEFONE
会社名・個人名 / 電話番号

02: PERÍODO DE APURAÇÃO
該当日(日/月/年)

03: NÚMERO DO CPF OU CNPJ
CPF番号 または CNPJ番号

04: CÓDIGO DA RECEITA
対象税金番号(4桁)

05: NÚMERO DE REFERÊNCIA
レファレンス番号(なくても可)

06: DATA DE VENCIMENTO
納付期日(日/月/年)

07: VALOR DO PRINCIPAL
金額(罰金、遅延損害金を含まない)

08: VALOR DA MULTA
罰金

09: VALOR DOS JUROS E / OU
ENCARGOS DL – 1.025/69
遅延損害金

10: VALOR TOTAL
合計金額

11: AUTENTICAÇÃO BANCÁRIA
(Somente nas 1ª e 2ª vias)
銀行窓口で支払う際に必要なバーコード、ならびに納付書番号(48桁)

 

留意しておきたい点といたしまして、
ブラジルではご存知の通り、数多くの税金の種類があり、
この納付書で言いますと、『04: CÓDIGO DA RECEITA』に記載されている番号をもって、対象となる税金を識別いたします。
納付書に記載されている番号が誤っている、あるいは、ネットバンキングで支払う際に、誤った番号を入力してしまうと、後々本来支払うべき税金が未納であったということが起こってしまいます。

そのほか注意するべき事項として、『03: NÚMERO DO CPF OU CNPJ』と支払う金額となります。03の番号は、いわゆる納税者番号のようなものとなります。支払う金額は、支払期日を送れることとなった場合、1日おきに罰金、ならびに遅延損害金が発生いたしますので、それらの金額も誤りなく入力する必要がございます。

 

そのほか、税金のご質問やご相談等も承っておりますので、
お気軽にご相談くださいませ。

お読みくださりありがとうございます。

 

 

株式会社東京コンサルティングファーム・ブラジル拠点
田村彩紀

※)記載しました内容は、作成時点で得られる情報をもとに、最新の注意を払って作成しておりますが、その内容の正確性及び安全性を保障するものではありません。該当情報に基づいて被ったいかなる損害についても、情報提供者及び当社(株式会社東京コンサルティングファーム並びにTokyo Consulting Firm Co., Pte. Ltd.)は一切の責任を負いません。ご了承ください。

関連記事

ページ上部へ戻る