皆さん、こんにちは。
ベトナム、ハノイの花嶋です。
今回は、「本当に賃金制度で賃金に対する不満は解消するのか?」といったテーマでお送りしたいと思います。
ところで、社員の方は会社が与えてくれる給与に対して満足して働いていますか?
恐らくこの記事をご覧になってくださっている方は、少なくとも会社の社員が自社の制度に満足しきっていないと考えている方々だと思います。
さて、賃金制度を作れば、社員の不満がなくなり、モチベーションも上がって、優秀な社員は長く残って働いてくれるようになるのでしょうか?
私は、その逆の状況が起きると考えています。
賃金制度を整えれば、逆に社員の不満も増し、モチベーションも下がって、社員もやめていってしまうリスクも上がると思っています。
その理由に、賃金制度に対して誤解が多少なりともあるからだと考えています。
その誤解というのは、賃金制度で社員の賃金に対する不満が解消されるという考えや、評価をするときのペンなめはよくないという考えや、この制度をつくることで賃金の上昇を目で見ることができるのでやる気を上げられるという考えなどの誤解です。
社員が給与に納得できないというのは、そもそも違うところに原因があるのかもしれません。
そう、賃金が不満の原因ではないのでは?ということです。
何となく納得できないから、目に見える自分のもらっている賃金に対して不満を嘆いているのです。
この「納得感」を高めるには、どうすればいいのか?
まずは賃金制度で賃金について明確にするのではなく、評価での納得感を高めることも一つの手かと思います。
評価はなかなか目に得にくい部分もあるでしょう。
なので、賃金に納得してもらうためには、まず、人事評価制度を構築して、評価を目に見えるものにして、これを元に評価下します。
ここで大事なのは、その評価を納得させられる評価者がいることです。
いや、そんなこと言っても、うちには評価をまともにできる人がいないよ。。
はい。ではそんなときは、社長と幹部のうちでやってみてはいかがでしょうか。
まずは評価制度を作ってプレ導入するところから始めてみるといいと思います。
もちろん、初めは評価者を社長が担い、幹部たちを評価していき、その流れで徐々に評価の仕方を幹部たちに評価制度という見えるものを使って評価の仕方を伝承していくこともいいかもしれません。
このように、制度を整えれば、解決するとは限らないので、どんなことが社員の不満のネックになっているのかを見定める必要がありそうです。
次回はまた賃金に対する誤解について書いていきます!
また一緒に考えていきましょう。
それでは、また来週。
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東京コンサルティングファーム
ベトナム ハノイ
花嶋 拓哉
Mail: hanashima.takuya@tokyoconsultinggroup.com
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