皆さん、こんにちは。
ベトナム、ホーチミンの川村 拓己です。
Q: ベトナムでビジネスをするためにはどのような進出形態がありますか?
A: ベトナムでビジネスをするためには事業拠点を設置する必要があり、主に6つの形態が
あります。6つの形態は直接投資による進出形態になりますが、別の進出形態として駐
在員事務所と支店の2種類もあります。これらの中で最も一般的な進出形態は現地法人
と駐在員事務所になります。
以下、進出形態とそれらの特徴を表にまとめたものになります。
² 6つの直接投資による進出形態
形態 |
特徴 |
1. 100%出資の現地法人 |
有限会社、株式会社、合名会社、私営会社の4種類。 |
2. 他者との合併会社 |
ベトナムの現地企業との共同出資による合併形態による進出。 |
3. 事業協力契約 |
BCC,BOT/BTO/BTという形態があり、法人を設立することなく、契約に基づく形態。石油・ガスなどの天然資源の採掘、または、インフラ施設の建設事業などが主である。 |
4. 事業開発への投資 |
以下の形態を通して事業開発のために投資をすることができる。 Ø 規模拡大、生産能力向上、経営能力向上 Ø 技術更新、品質向上、環境汚染改善 |
5. 現地企業の株式への出資 |
ベトナムの現地企業へ株式購入を通して出資することができる。 |
6. 企業の合併・買収 |
M&Aに伴うシナジー効果(相乗効果)によって、新たな価値を生み出すことができる。 |
² 別の2種類の進出形態
形態 |
特徴 |
1. 駐在員事務所 |
調査業務、連絡業務がメイン。自己名義で売買契約・輸出入手続、収益の計上させる取引は一切できない。 |
2. 支店 |
定款に定める範囲で活動可能。資本金規制のある金融業が支店の形態を取っていることが多い。 |
より詳しい内容に関しましては、弊社のWiki Investmentや「ベトナムの投資・M&A・会社法・会計税務・労務(久野康成)」を参照していただく、あるいは弊社にご連絡いただければと思います。
下記、Wiki InvestmentのURLになります。
http://www.wiki-investment.com/
東京コンサルティングファーム
ベトナム ホーチミン
川村 拓己
Mail: kawamura.hiroki@tokyoconsultinggroup.