ベトナムの確定申告

税務
こんにちは、ベトナムのハノイ駐在員の浅野です。
今回のブログでは、ベトナムにおける個人所得税及び法人所得税の確定申告についてご紹介いたします。
毎年3月31日は個人所得税及び法人所得税の確定申告の最終日となります。
簡単に個人所得税の詳細を紹介すると、暦年の総所得見込額の12分の1の金額に基づいて計算し、翌月20日までに申告納税を行います。年次の確定申告では年間の実際の総所得額に基づいて個人所得税を算定し、年末から90日以内に申告・納税を行います。過払いの納税額がある場合には還付を受けることもできます。税率は累進課税となっており、5パーセントから35パーセントとなっています。
法人所得税に関しては、原則暦年が課税年度となっているため、確定申告については年度末より90日以内に行います。これは免税期間中の企業や損失を計上した企業においても同様です。税率は25パーセントとなっております。また、外資系企業は法定監査が義務付けられているため、確定申告の際に監査済財務諸表も一緒に提出します。
弊社の場合、確定申告は申告期限の最終日の3月31日に管轄の税務署にて行いました。法人所得税の申告はいつもの窓口でしたが、個人所得税の確定申告は、いつもは駐車場になっているところに特設会場が設けられていて、そちらで行いました。申告最終日ということもあってたくさんの人で混雑していました。
順番を待っている時間も含めると全て終了するまでに2時間以上かかってしまいました。やはり、確定申告は余裕をもって早めに済ませたいものです。

確定申告最終日の税務署内の風景です。

個人所得税の確定申告の特設会場です。テレビ局の取材が行われています。

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