こんにちは。
東京コンサルティンググループトルコの小坂理加でございます。
皆さんは、印紙税についてご存知でしょうか。
日本では、印紙税は印紙税法に定める課税文書を作成した人が、課税文書に収入印紙を貼付、消印して納付する税金です。
課税金額は、文書の種類により異なるものの、基本的には記載された金額により課税金額が決まります。
ではトルコでは、どのように印紙税が掛けられるのでしょうか。
そこで今回は【トルコの印紙税について】お知らせいたします。
トルコにおいて、印紙税は、契約書、財務諸表、給与計算など、さまざまな文書に適用されます。
課税額については、課税対象の種類によって、税率0.189~0.948%、あるいは固定額が課せられます。
なお、2020年1月時点における印紙税の限度税額は、323万9,556.40トルコリラとされています。
給与の支払いには、総額の0.759%の印紙税が課せられ、一括納付に係る印紙税は、財務諸表の印刷されたコピーなど、特定の種類の資料に対して計算されます。
主な印紙税対象取引に係る税率を表は下記の通りです。
印紙税対象取引に係る税率
主な印紙税対象取引 | 税率/税額 |
契約書 | 0.948% |
賃貸借契約書 | 0.189% |
給与 | 0.759% |
原産地証明 | 30.70トルコリラ |
(2019年12月27日付官報30991、Stamp Tax Code General Communique No. 63)
また注意点としましては、トルコの印紙税は損金算入が可能です。自由貿易区域(Free Zoon : FZ)におきましては、事業に関する文書や取引の手数料が免除されます。
万が一、過誤納金等があった場合は、罰金となる場合がございますのでご注意ください。
トルコでは、関税率及び関税額が定期的に変動する場合が多々ございます。
印紙税についても随時確認していただき、過誤納金とならないようご注意いただければ幸いでございます。
今週は以上となります。
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株式会社東京コンサルティングファーム
トルコ支社 小坂 理加
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