トルコにおける投資環境と国内インフラ

こんにちは。東京コンサルティンググループトルコ支社の吉田瞬です。

 

前回はトルコの自動車産業についてお話させて頂きました。

今週のブログでは、アンケート・資料結果に見るトルコの投資環境と国内インフラについてお話させて頂きます。

 

  • アンケート結果に見るトルコの投資環境

2019年10月、世界銀行が最新の「ビジネス環境の現状2020(Doing Business 2020)」を発表しています。当ランキングにおけるトルコへの評価は、調査対象の世界190カ国中33位となっており、総合的に最も改善が見られた上位10ヶ国に入った前年の43位から更にランクを上げています。特に「税金の支払」の項目においては、前年度から54位のランクアップと大幅な改善が見られます。

総合評価よりも高いランキングの項目は、「資産の登録」「投資家の保護」「税金の支払」「契約の履行」の4項目となっています。

 

 

  • 国内インフラ

世界経済フォーラムが発表した「国際競争力レポート(The Global Competitiveness Report)2019」によると、トルコのインフラの総合評価は141カ国中49位です。各インフラごとの評価は、交通インフラ部門においては総合評価が33位、内容別には空港14位、道路31位、港湾44位、鉄道56位となっています。一方公共インフラ部門においては、総合評価が75位、内容別には電力82位、水道69位となっています。

古くからトルコはその地理的条件から交易拠点として栄えてきましたが、それは21世紀になって改めてアドバンテージとなっています。輸送インフラの位置付けは重要で、今後の成長戦略として新たなるシルクロードの復活を目指して、鉄道や港湾などの物流インフラの整備を進めています。

 

今週は以上となります。

弊社では進出前の調査から会社設立、会計・事務、法務・労務まで進出に係るサポートを一貫してご提供しております。

 

トルコにおけるビジネスの展開に関して無料相談も行っておりますので、上記内容以外にもご不明な点などございましたら、お気軽にお問い合わせください。

最後までお読みいただきありがとうございます。

 

参考資料

  • Doing Business 2020 https://openknowledge.worldbank.org/bitstream/handle/10986/32436/978146481440pdf
  • The Global Competitiveness Report 2019

クリックしてWEF_TheGlobalCompetitivenessReport2019.pdfにアクセス

 

東京コンサルティングファーム・トルコ拠点
吉田瞬

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