タイの工場での給与、手当構成について

東京コンサルティングファーム タイ事務所の長澤です。
今週はタイの工場での給与、手当構成についてです。

Q.
タイに工場の立ち上げをしているところですが、採用した従業員の給与、手当について、自社の他国と合わせるつもりですが、タイでの他の会社の状況も知りたいのですが、タイではどのような給与、手当の構成が一般的なのでしょうか。

A.
タイの工場では基本給のほかに、以下のような手当を支給するケースが多くなっています。
・食費/生活費手当:特にワーカーで残業が発生する場合や交代勤務の場合などに多くなっています。
・通勤費:タイでは都心部を除き公的な交通機関が少なく、定額の通勤費を算出することが難しいため、1ヶ月あたりいくら、と社内で設定するのが一般的です。5,000バーツ程度が一般的です。
・住宅手当:役職者についてのみ支給するというケースもみられます。5,000-10,000バーツが多くなっています。
・役職手当:役職者への手当となります。
・技術手当:工場で特定の技術を使用する場合、社内で一定期間勤務し、技能を身に着けた場合に、支給することが多くあります。
・語学手当:日本語、英語などの語学にかかる検定合格者や一定のレベルの従業員への支給です。
・皆勤手当:傷病手当の乱用を防ぐという意味合いもあります。

上記の手当以外に、改善提案をした場合に手当を支払っているケースもあります。提案1件あたりにつき50バーツ前後(一食分が目安)、採用した場合500バーツ(給与1日分が目安)などで設定していることが多くなっています。

以上
東京コンサルティングファーム
長澤 直毅

 

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2019-10-23

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