大きなタイ国内マーケットと成長への期待

今回は大きなタイ国内マーケットと成長への期待についてお話します。

「国際協力銀行 2016年度海外直接投資アンケート」によると、有 望事業展開国としてタイは5位につけています。「現地マーケットの 今後の成長性」と「現地マーケットの現状規模」を有望理由にとして 最も挙げられています。一方、40%以上の企業が「労働コストの上 昇」「他社との厳しい競争」を課題として挙げています。

GDP成長率は、2012年で前年比7.2%増(タイ中央銀行調べ)と、2011年の前年比0.8%増から大きく改善されましたが、2016年は 前年比3.2%増と堅実な成長率となっています。 また、タイと近隣諸国の国内総生産(名目GDP/単位億USドル)を比較したグラフで、現状のタイのマーケット規模を確認することができます。

このグラフで、タイのマーケットの相対的な規模の大きさが分かる かと思います。国内マーケットはインドネシアに及ばないものの、近隣諸国と比較して十分に大きく、また政治情勢が安定し始めたことで、観光産業が活況となり、投資、輸出などの指数が堅調に推移して いることが分かります。 日本企業の進出は製造業が中心でしたが、近年ではサービス業の参入も増えています。

ユニクロを展開するファーストリテイリング社は 2011年9月に第1号店をバンコクに出店、2015年6月時点で計23 店舗がオープンしています。和食チェーンを展開する株式会社梅の花も、日本食を好む富裕層をターゲットとしてタイへのFC展開を計画 しており、5年で10店舗まで拡大を図っています。

このように、タイ国内の成長を背景に、マーケットを狙った進出や 高い付加価値の提供を目的とする進出など、製造業を中心としながら もサービス産業を含めた多様な進出が期待されています。

また、他の近隣諸国と異なり、タイの高学歴化が進んでいます。中等教育への就学率の向上といった数字でも、労働力の質的向上が国を あげて図られているのが分かります。

その上、研修を容易に施すことができ、任せられた任務をきちんと遂行します。また、一般的なタイ人の良さといわれている常に笑顔でサービスすることや、友好的であるという国民性と親日の側面がさらに評価を高めているようです。

 

以上、お読みいただきありがとうございました。

なお、本記事は2019年9月時点の内容となっております。最新情報やより詳細な情報は弊社サービスのWiki Investmentをご利用頂きたいと思います。Wiki Investmentへの登録は、下記のリンクからお願い致します。

 

関連記事

タイの個人情報保護法について

タイの充実したインフラ

運営会社HPはこちら

2019-10-23

東京コンサルティンググループ

カテゴリー

↓チャンネル登録↓

ブログをメールで購読

メールアドレスを記入して購読すれば、更新をメールで受信できます。

456人の購読者に加わりましょう
ページ上部へ戻る