BOIによると、2017年に外国直接投資案件の恩典申請を受理した数（合弁を含む）は約800件であり、そのうち、日本の申請は約250件と、全体の3割を占める結果となっておリます。BOIの恩典の一つには、Visa、WPの取得の簡略化があり、申請方法について、問い合わせがありましたので、以下ご参考頂ければ幸いです。
BOI枠で雇用する外国人（日本人）は、日本側でNon-Immigrant B Visa（滞在可能期間90日）を取得する必要があります。
以下、手続きの流れとなります。
① ID, Password取得
BOIに依頼し、ID及びパスワードの発行依頼を行います。通常、依頼した当日に連絡が来ます。
② BOI枠で雇用する外国人（日本人）の役職申請
BOI枠で雇用する外国人（日本人）の役職申請を行います。申請後、約5営業日でBOIより申請が承認されます。また、申請する際には、以下の資料をPDFにて添付する必要があります。
1. BOI奨励許可証のコピー
2. BOI操業許可証のコピー ※1
3. BOJ5（株主リスト） のコピー ※2
4. アフィダビットのコピー ※3
5. 最新の財務諸表
6. 組織図
7. 技術移転計画書
8. ダイレクターのパスポート及びWPコピー、
※1 BOI操業許可証がなければ不要です。
※2.3 提出日より６ヶ月以内に発行されたものとなります。
上記書類には、ダイレクターの署名及び社印の捺印が必要となります。
③ BOI枠で雇用する外国人（日本人）の個人情報申請
②で申請した役職に就く外国人（日本人）の個人情報申請を行います。申請後、約3〜5営業日でBOIより申請が承認されます。また、申請する際には、以下の資料をPDFにて添付する必要があります。
1. パスポートのコピー
2. 英文卒業証明書
3. 英文職歴証明書
4. 証明写真（3cm×4cm）
④ OSOS（ワンスタート。ワンストップ投資センター）でビザ及びWPの申請手続き
③の承認を受けると、BOIより推薦状が発行されます。承認日から15日以内に、OSOSでビザ及びWPの申請手続き必要があります。ビザ及びWPは当日発行されます。
以上
東京コンサルティングファーム
植村 寛子
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