皆さん、こんにちは。シンガポール駐在員の岩城です。
この10月よりJobs Bankが一部変更となります。本日は概要と変更点について説明させて頂きます。
- EPを申請する際に、Jobs Bankへの求人広告を掲載する必要があると聞きました。これは必ずしなければならないのでしょうか。また、Jobs Bankが一部変更されるとも聞きましたが、その内容について教えてください。
- Jobs Bankはシンガポール人の雇用促進のために作られた制度であり、外国人の就労ビザ(EP)申請手続きを行う際には、まずはJobs Bankにてシンガポール人へ14日間の求人を行う必要があります。採用に至らなかった場合に、EPの申請が認められるという流れになっています。
ただし、以下の条件を満たす場合には、Jobs Bankでの広告掲載は免除されます。
・ 従業員が25人以下である会社
・ 基本月給S$12,000以上の職務を担当するものの場合
・ 1ヶ月未満の短期間で修了する職務
・ 企業内転勤となる場合(ICTsに該当する必要有り)
免除される場合にも、Jobs Bankに登録する事を強く奨励されており、EPの申請の際には必ずJobs Bankでの求人の有無を確認されます。
2015年10月1日より、Jobs Bankに変更点がありました。
これまでJobs bankでの掲載事項は、①募集する職種②応募の締め切り日③スキル④学歴⑤経験⑥給与額の目安でした。しかし10月1日以降、給与額範囲を明確に公開する事が求められています。また、面接における質問内容もMOM等から確認を取られる可能性があります。
これまで、形式的なJobs Bankの運用でしたが、今後はよりシンガポール人の採用を促進するため、MOMも本腰を入れてきた、と言ったところかと思います。
ただし、日本企業の多くがローカライゼーションを進めています。これを1つのチャンスと捉え、シンガポールビジネスをローカルで対応できる仕組みを作って行く必要があるのではないでしょうか。
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岩城 徳朗(iwaki noriaki)
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