皆さん、こんにちは!
東京コンサルティンググループ シンガポール拠点の田中 勇です!
いつもブログをお読みいただきありがとうございます。
さて、今回は「EP 新COMPASS制度について ④C4 ローカル人材の割合編」についてお話していこうと思います。
目次
【EP 新COMPASS制度について ④C4 ローカル人材の割合編】
EPの新制度「COMPASS」が2023年秋から導入されることが発表され、多くの企業が新制度対策を進めています。
今回は、新制度のCriteriaのなかから、C4ローカル人材の割合について解説していきます。
1.COMPAASS制度
4つの基本クライテリア及び2つのボーナスクライテリアにより点数をはじき出すしくみです。各クライテリアごとの得点は、0、10、20点のいずれかとなり、合計40点を超えた場合のみ、EPの発給が可能となるというものです。
2. C4ローカル人材の割合とは
予算案でも発表されている通り、国はシンガポール国民(及び永住権保持者)による労働力の評価を図っており、同業種内のローカル人材採用の比率と比較して、高い割合でシンガポール人を雇っている企業はCOMPASS制度下において評価の対象となります。
3.PMIT(Professionals, Managers, Executives, and Technicians)の定義
外国人であれば、就労パス申請時に最低でもSGD3,000以上の給与で設定している者、シンガポール人もしくは永住権(PR)であればCPF申告内容ベースで、最低月SGD3,000の者を1名とカウントします。また2024年9月から、外国人のうちSpassホルダーのPMITカウントの基準給与がSGD3,150となります。
4. 点数
次にC4の点数について解説していきます。ローカルの人数のカウントを3のPMITに則って計算します。同一業種内のPMITローカル採用率のうち、50%以上であれば20ポイント、20%以上50%未満であれば10ポイント、20%未満であれば0点となります。
5.Small Firmsであれば10ポイント
20%未満であれば0ポイントとなってしまうため、ローカルの採用率が低い会社にとっては非常に厳しいクライテリアとはなりますが、PMIT人数が25人以下のSmall Firmsに当てはまれば、自動的に10ポイントが付与されます。
4つの基本クライテリアについての解説は以上となります。
次回以降、ボーナスクライテリアのC5、C6について解説していきます。
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株式会社東京コンサルティングファーム シンガポール拠点 田中 勇
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