TCFフィリピン駐在員の榊原です。
今回のブログは前回に引き続き就業規則がテーマです。「就業規則の記載事項」についてのご質問にお答えします。
Q.就業規則を作成しようとしていますが、フィリピンならではの記載事項、必ず入れるべき記載事項は何でしょうか。
A. はい。以下を参考にしてみてください。
・雇用形態
・雇用開始に当たって必要となる契約書・文書
・試用期間中の給与
・契約終了時の給与
・ボーナス
・自己都合による退職時の取り扱いと退職金
・会社都合による退職時の取り扱いと退職金
・懲戒解雇・懲戒解雇事由
・減俸や停職、降格、減給
・損害賠償
・就業時間
・就業日および休日
・有給休暇
・慶弔特別有給休暇および諸手当
・個人情報についての取り扱い
・悪天候時の対応
・評価方法
・規範
・各種保険についての取り扱い
日本同様、給与のあり方や休日・割増賃金等についての記載ももちろん重要ですが、前回のブログに記載した通り、労働問題につながらないようにするためにも懲戒解雇についてや退職時の取り扱いは詳細に記載した方が良いでしょう。また、日本では当然のような時間厳守や職場での服装等の規範についても細かに記載しておくと従業員への示しがつきます。悪天候時の対応についても記載しておけば実際に発生した時の取り扱いで頭を悩ませず就業規則に記載した内容通りに対応すれば良いので楽になります。
それでは今週もよろしくお願いいたします。
株式会社東京コンサルティングファーム
フィリピン支社 榊原 綾