こんにちは、フィリピン駐在員の田辺です。
今週は、日本への観光ビザ免除（予定）が与える影響について、少し考察させて頂きます。
日本のメディアによると、日本政府と与党はフィリピンから日本への観光客のビザを免除する方向で調整しているそうです。これは、安倍政権が観光を成長戦略の柱の一つにしており、2020年の東京五輪開催を弾みとして訪日外国人旅行者の増加を目指しているためです。フィリピンからの旅行者への観光ビザ免除は、6月に改定する「観光立国実現に向けた行動計画」に盛り込まれる予定で、開始時期などは今後詰めていく予定ということです。
この観光ビザ免除は、日本に行きたがっているフィリピン人の方にとっては非常にチャンスで、たくさんのフィリピン人の方が日本に行くことが予想されます。しかし、この観光客の方の何割かの方は、そのまま日本に滞在し続けてしまうということも予想できます。そうなると観光ビザ免除は一時中止、観光ビザ発給の要件の厳格化という動きが生まれるかもしれません。
それゆえ、今後日本に定期的に行く機会があるフィリピン人の方が身近にいるならば、観光ビザ発給の要件がそれほど厳格ではない今の内にビザを取得して一度日本に行っておき、今後生まれるかもしれない厳格化に先手を打っておくというのも1つの手かもしれません。
移民局の方も「一度ビザを取って日本に行っているのであれば、この人は大丈夫だな」という目で見る可能性もあるからです。
日本からフィリピンを見る場合、とかく現実よりも「危ない国」というイメージが先行しているように感じます。ビザ免除が両国の交流をもっと深め、日本の方がフィリピンに足を運んでこの国のよいところに触れ合うきっかけになることを、心から願う次第です。陽気で温かく英語も堪能、自然も豊かで南国で、よい国ですよ。物価も安いですし。
今週も、どうぞ宜しくお願い致します。
以上
【お知らせ】
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地図
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1．投資環境
（1）投資環境（メリット）
・フィリピン投資環境
・最近の動向
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（2）投資環境（日系企業の進出状況）
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（4）会社の設立方法と会社法のポイント
・事業拠点の形態
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・設立手続（日本側の手続、フィリピン側の手続）
2．会計・税務
（1）会計制度
・会計制度の概要
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（2）進出にかかわる税務規定
・進出形態別の国際税務規定
・投資・資金還流に関わる国際税務規定
（3）主要税目の解説
・税制度の全体像
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3．労務
（1）労働環境
・労働市場
・労働組合
・労働争議件数と傾向
・最低賃金
（2）労働法
・海外進出にかかる労務対応
・労働法（雇用契約書・就業規則、労働基準、賃金規定、休日、解雇手当、女性及び児童の保護）
（3）社会保障制度（社会保険法）
（4）海外赴任者の諸手続
・雇用許可証の取得
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・出国時の対応
・海外赴任者の日本における社会保険関係
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セミナー名には以下の通りご明記ください。
「フィリピン進出セミナー」（東京、6/23）
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