フィリピンのビザについて

法務

こんにちは、フィリピン駐在員の田辺です。

今週はフィリピンのビザについて述べたいと思います。

フィリピンのビザは以下ものがあります。
1. 観光ビザ(9A)
2. 労働ビザ(9G)
3. 投資家ビザ(9D)
4. 投資委員会・特別経済区ビザ
5. 特別労働ビザ(短期)
6. 特別居住退職者ビザ(通称SRRビザ)
この他に、学生ビザや結婚永住ビザがあります。

次に1つずつ順に見ていきましょう。

1. 観光ビザ(9A)
観光目的で入国する場合には、このビザで入国することになります。ただし就労することや賃金を受け取ることはできません。21日を超えて滞在する場合は、ビザが失効する前に延長手続きをすることで滞在延長が可能となります。滞在延長は最大で2年まで有効となっています。また滞在延長にかかる費用は4,000~5,000PHP程度となっています。
(参考URL:http://www.friendshipmanila.com/tool/t_visa.html)

2. 労働ビザ(9G)
これはフィリピンで労働するためのビザです。フィリピンの労働ビザは諸外国と比べると比較的取りやすいとされているようですが、申請から取得まで要する期間は通常2ヶ月~4ヶ月となっており時間がかかります。また、申請をしても労働ビザ取得前には前述の観光ビザの延長が必要となります。

3.投資家ビザ(9Dビザ)
投資家ビザはフィリピンで会社を設立し、投資・持ち株(振込み株式)額が30万ペソ以上ある場合申請出来ます。投資ビザ取得に要する期間は3ヶ月~6ヶ月間となっており9Gビザと同じく時間がかかります。

4. 投資委員会・特別経済区ビザ
フィリピン投資委員会(BOI)、フィリピン経済区庁(PEZA)に登録している会社で働く外国人とその家族に与えられるビザ(通称:メプサビザ)のことです。

5. 特別労働ビザ(短期)
特別労働ビザは研修や技術指導などを対象としたビザとなっています。これは労働に対して無報酬が条件となっており、最大3ヶ月まで延長が可能となっています。ビザ無し、または日本で取得した観光ビザ(59日間)でフィリピン入国後に申請し、現地イミグレーションで発行されるものです。
(参考URL:http://cebupot.com/visa.php)

6. 特別居住退職者ビザ(通称SRRビザ)
こちらについては来週詳しくお話をさせて頂きたいと思います。

今週も、どうぞ宜しくお願い致します。

以上

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