皆様、こんにちは。
東京コンサルティングファーム・フィリピン支店の伊藤澄高です。
今週もフィリピンにおける仮想通貨について、執筆させて頂きます。
フィリピンでの仮想通貨といえば、カガヤン経済特区(CEZA)では当該事業を行うためのライセンス発行が盛んとなっております。2018年8月の段階ですでに17の企業がライセンス発行費用をCEZA運営事務局に支払っており、当該ライセンスの取得を検討している企業も後を絶ちません。CEZAとしては、このライセンス発行によって約6,800万ドルを獲得する見込みとなっています。
フィンテックソリューション・オフショア仮想通貨(FTSOVC)ライセンスをCEZAが発行しており、このライセンスを取得することでフィンテック、仮想通貨、ブロックチェーンに関連する事務所の設立が可能になると発表がありました。しかし、仮想通貨事業を営む上では、莫大なライセンス料の支払い、2年以内にCEZAに対して100万ドルの送金をしなくてはならないなど、通常の法人設立と比べて障壁が多いのが現状です。
またフィリピンに仮想通貨事業を検討されている方からすればライセンス取得で可能になる事業内容について具体性を欠いたものであるため、改めて証券取引委員会(SEC)やフィリピン中央銀行(BSP)から発表される規制に該当し、やりたい事業ができない可能性もございます。
今後もSECやBSPからの新規法案発表から目が離せません。
次週も仮想通貨関連の情報をご提供させて頂きます。
今週は以上となります。
弊社では、フィリピン進出から進出後の会計、税務、人事および労務まで
すべて対応しております。
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株式会社東京コンサルティングファーム
フィリピン・マニラ拠点
伊藤 澄高
TOKYO CONSULTING FIRM PHILIPPINE BRANCH
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