こんにちは、フィリピン駐在員の田辺です。
今週は、2014年6月時点のマニラの治安についてお話しさせて頂きます。
一度ブログでマニラの治安について書かせて頂いたのですが、フィリピンの外から見るフィリピン、うわさで聞くフィリピンと比べると、実際のフィリピンマニラ(マカティ)の治安はそれほど悪くないと感じており、日本から視察に来られる方々にはそのように話してきました。それは実際にフィリピンマニラで2年ほど生活してみて感じていたことなのですが、最近少し様子が違います。
ここ1カ月ほどの間に、治安が良いと思われていたマカティやフォートボニファシオで、バイクに乗った男性によるひったくり事件が多発しています。私が聞いているだけで10件以上です。しかも被害にあわれているのは外国人ばかりだということです。後ろから近付いてきて肩からかけているカバンをひったくり、そのまま逃走するというのが手口のようです。これは抵抗すればバイクに引きずられる危険もあるので、窃盗ではなく強盗行為です。
また、先日の日曜日(6/8)には日本人がたくさん住んでいるマカティ市内の人気コンドミニアムの前の道で、そのコンドミニアムに住んでいる日本人男性が午後2時という昼日中であるにもかかわらず、3人組の男に拳銃を突きつけられて車に乗せられ、郊外まで連れて行かれて財布と携帯電話を強奪されたということです。幸いにもその男性にけがはなかったようですが、非常に強いストレスを感じられたことと思います。
私もフィリピンで進出サポートなどの仕事をしており、フィリピンが良い意味で期待を裏切ってくれる国だと思い、そのように伝えてきたのですが、最近の様子はやや様相が異なっています。いたずらに不安をあおるつもりはありませんが、上記のような物騒な事件が起きているのも事実です。
フィリピンに住んでお仕事をされている方はもちろんのことながら、短期出張でフィリピンマニラに来られる方は、くれぐれもお気を付け下さい。では、どう気を付けるのがいいのか。
・カバンは道路側の肩には掛けて歩かない。できるならば、たすき掛けの形で肩から掛ける。
・暗い夜道は歩かない。
・盗られて困るもの・多額の現金は持ち歩かない、などでしょうか。
一日も早く、連続ひったくり犯や強盗犯が捕まることを祈るばかりです。
今週も、どうぞ宜しくお願い致します。
【お知らせ】
現地駐在員によるフィリピン進出セミナー開催
《東京》2014年6月23日(月) 開催!
成長著しいフィリピンでは、有望な市場と優秀な労働力で魅力に溢れています。当セミナーでは、これからフィリピンに進出を検討している企業様を対象に、実務・事例に基づいた最新のフィリピンのビジネス環境について説明させて頂きます。
時間:19:00~21:00 開場 18:30
会場
東京コンサルティンググループ 東京本社 オープンフロア
〒160-0022 東京都新宿区新宿2-5-3 AMビルディング7階
地図
費用:2,000円(※当日現金でお釣りのないようにお持ち下さい。)
<フィリピン進出セミナー詳細>
1.投資環境
(1)投資環境(メリット)
・フィリピン投資環境
・最近の動向
・アジア諸国との比較
(2)投資環境(日系企業の進出状況)
(3)投資規制とインセンティブ
・優遇措置
・外国資本参入禁止分野、外国人就業禁止分野、出資比率規制、最低資本金規制
(4)会社の設立方法と会社法のポイント
・事業拠点の形態
・駐在員事務所・支店特有のリスク
・設立手続(日本側の手続、フィリピン側の手続)
2.会計・税務
(1)会計制度
・会計制度の概要
・会計基準と開示制度
(2)進出にかかわる税務規定
・進出形態別の国際税務規定
・投資・資金還流に関わる国際税務規定
(3)主要税目の解説
・税制度の全体像
・各税目の要点解説
・国内税務の留意点
3.労務
(1)労働環境
・労働市場
・労働組合
・労働争議件数と傾向
・最低賃金
(2)労働法
・海外進出にかかる労務対応
・労働法(雇用契約書・就業規則、労働基準、賃金規定、休日、解雇手当、女性及び児童の保護)
(3)社会保障制度(社会保険法)
(4)海外赴任者の諸手続
・雇用許可証の取得
・グロスアップ計算
・給与の設計
・出国時の対応
・海外赴任者の日本における社会保険関係
※当日個別の相談も承ります。詳しくは弊社までお問い合わせください。
参加ご希望の方は、下の問い合わせフォームよりお申込みください。
セミナー名には以下の通りご明記ください。
「フィリピン進出セミナー」(東京、6/23)
以上
<新サービス登場>