皆さんこんにちは。
東京コンサルティングファーム、フィリピン・マニラ支店の上原です。
前回まで、フィリピンの基礎知識、投資環境についてお話してきました。
今回は、投資するにあたっての規制や、インセンティブについて紹介したいと思います。
【基本的な三つの法律】
① 1987年オムニバス投資法
② 1991年外国投資法
③ 1995年特別経済区法
フィリピン進出、投資の際には上記をご確認いただくと、優遇措置や規制項目のついてお判りいただけます。
最も重要なこととして、投資優遇措置をうけられるかどうかは、主に「業種」と「地域」に関わってきます。
上記①でインセンティブを受けられる「業種」、②においてインセンティブを伴わない業種、またはネガティブリストと呼ばれる「規制事項」を主に確認し、ご検討いただけます。
なお、上記の法律については投資委員会(Board of Investment)によって毎年更新されています。下記にリンクを貼り付けましたので、詳しくはそちらからご覧いただけます。
また、最後の③において、特定の「地域」に設置された外国企業に対して優遇措置が設けられています。
フィリピン経済区庁(PEZA:Philippine Economic Zone Authority)によってその区域は定められているので、こちらも詳しくは下記のリンクからご覧下さい。
今週は主にフィリピンにおいて、投資に関わる法律について触れました。
次回は、フィリピンでの「会社設立」についてお話ししていこうと思います。
フィリピン投資委員会(BOI)http://www.boi.gov.ph/
フィリピン経済区庁(PEZA)http://www.peza.gov.ph/
Tokyo Consulting Firm – Philippine Branch
上原陵
E-mail uehara.ryo@tokyoconsultinggroup.com
(以上)