皆さん、こんにちは。
フィリピン・セブの近石です。
今週のブログでは、今なお労働市場として魅力的なASEAN諸国(インドネシア、シンガポール、タイ、フィリピン、マレーシア、ブルネイ、ベトナム、ミャンマー、ラオス、カンボジア)、特にフィリピンにフォーカスしてみたいと思います。
中国へ進出されている日系企業数は32,313社(2016年10月1日現在)あり、依然中国へ進出される企業数がダントツで多いのが現状ですが、2001年以来平均12%の賃金上昇率を続ける中国では、製造業の拠点を中国からASEAN諸国へ移行する製造業が多くなってくることが考えられます。
実際に一か月の平均賃金を比較して見ると、中国では550USD以上であるのに対して、フィリピン、ベトナム、カンボジア、インドネシアなどのASEAN諸国では125USDから180USDと賃金上昇率だけでなく現在の賃金そのものが安い為、ビジネスを行っていくうえでは、中国よりも魅力的であるかと思います。
賃金以外にも、不動産に係るコストの安さもASEAN諸国の魅力となっています。その中でもフィリピンの不動産価格は他のASEAN諸国の中でも魅力的であると思われます。
事実、都市部の1平方メートル当たりの平均不動産価格を比較して見ると、フィリピンでは1平方メートル当たりの平均価格は3,156USDとなっており、同じASEAN諸国であるタイの3,638USD、シンガポールの15,251USDよりも低くなっています。
また、フィリピンでは英語能力も高く、働き盛りの20代の人口が多いということも、フィリピンへ進出されるメリットであるかと思われます。
もちろん、日本から海外へ進出される際は、上記以外に自社ビジネスの特徴や、そのビジネスをどの国で行うのが最も良いのかを考えて進出されるのがよろしいかと思いますが、上記のような視点も取り入れて頂き、ビジネスを成功させて頂きたく思います。
今週もどうぞよろしくお願い致します。
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フィリピン国 セブ駐在員
近石 侑基
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