外資銀行へ市場開放の動き

税務

ミンガラーバー!ミャンマー・ヤンゴン駐在員の杉山 裕美(すぎやま ひろみ)です。

 

現在注目されている外資銀行に対する営業許可ですが、ミャンマー中央銀行(CBM: The Central Bank of Myanmar)によると、今年7月までに実現するとされています。

 

現在、ミャンマーには35行の外資銀行が駐在員事務所を設立している。その内5行以上の銀行に許可を与えると言われており、現在は、選定のために外資のコンサルタントを集めている状態です。銀行の選定には、3か月かかると言われています。

 

これまで、市場開放が進む2015年より前に、現地銀行との合弁を条件として、外資の銀行へ営業許可を与えるという流れがありました。しかし、これでは、外資は2014年中に“合弁”という選択をし、営業に踏み切る外資銀行は出ず、市場開放が進むのを待つかたちとなるだろうと専門家は見ていました。

 

現地銀行はというと、外資に市場を開放するには早すぎるとの意見で、現地銀行が被るインパクトを危惧しています。そのため、CBMは数を制限して、外資銀行に許可を与える予定です。

 

CBMはいくつかの国際金融機関と協力関係をもち、銀行システムの現代化を測っていますが、新しい技術をもって管理能力を向上させる一方で、現行法をアップデートする必要があると専門家の間では心配されています。

CBMによると、financial institution lawのアップデート作業は、終盤に差し掛かっているようですが、完了を待たずに、外資銀行に許可を与える意向です。

 

 

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Tokyo Consulting Firm Co., Ltd. (ミャンマー)

ヤンゴン駐在員

杉山 裕美

 

 

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